教材づくりが、指導現場の負担になっている現状
ここ数年、総合型選抜・学校推薦型選抜の指導現場で「共通テスト形式の演習」を組み込む場面が急速に増えています。背景にあるのは、学力試験や共通テストを課す年内入試の広がりです。従来は「年内入試=書類・面接・小論文」というイメージが強くありましたが、いまは年内のうちに学力を測る方式が一般化し、共通テストや共通テスト型の学科試験に向けた演習が、進路指導の一部として欠かせなくなってきました。
総合型選抜・学校推薦型選抜は年々拡大しており、私立大では学校推薦型・総合型の志願者が前年比で増加、共通テストを課して基礎学力を測る大学も増加傾向にあります。国公立でも共通テストのみで受けられる学校推薦型が広がっています。つまり「年内に出願・合否は年明け」というスケジュールの生徒に対しても、共通テスト水準の演習を計画的に積ませる必要が出てきているのです。この点は、当メディアの「共通テスト利用型の総合型・推薦とは?」や「年内学力型・基礎学力型対策の授業設計」の記事でも取り上げています。
ところが現場では、共通テスト・センター試験の過去問を教材として使うこと自体に、いくつもの手間が発生します。過去問集を集めて保管する、必要な単元・レベルの問題を探し出す、演習プリントとしてまとめ直す——この一連の作業だけで、教材研究の時間がかなり削られてしまいます。「センターTen」は、こうした共通テスト対策の教材づくりを効率化する、指導者向けのPCソフト(Windows 10/11対応)です。共通テスト・センター試験の過去問を1本に収録し、検索・編集・印刷のシンプルな流れで演習教材を短時間に用意できます。
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なぜいま「共通テスト形式の過去問」が教材として必要なのか
年内入試で学力を測る方式が広がったことで、指導の対象が「一般選抜を受ける生徒」だけではなくなりました。共通テスト利用型・学力試験を受ける生徒にも、共通テスト水準の問題演習が必要になります。ここでは、教材ニーズが高まっている3つの場面を整理します。
場面①:共通テスト利用型の総合型・学校推薦型
国公立を中心に、共通テストのみ、あるいは共通テスト+書類・面接で合否を決める推薦型が広がっています。こうした方式を受ける生徒には、共通テスト本番と同じ形式・難易度の演習を積ませることが対策の中心になります。
場面②:年内学力型・基礎学力型の基礎固め
東洋大学の「基礎学力テスト型」や昭和女子大学の「基礎学力テスト型」など、年内に英語・国語・数学などの学力を問う方式が増えています(いずれも2026年度入試の実施内容の例。2027年度は要項で要確認)。これらの試験は共通テストそのものではありませんが、マーク式・基礎〜標準レベルという点で共通テスト過去問が良質な演習素材になります。基礎の抜けを埋める教材として活用できます。
場面③:共通テスト新課程・情報Ⅰへの対応
共通テストは2025年度(令和7年度)から新課程に対応し、「情報Ⅰ」を含む7教科21科目体制になりました。この論点は「共通テスト「情報Ⅰ」の指導対応」の記事でも詳しく扱っています。
センターTenとは|共通テスト+センター試験を1本に
センターTenは、共通テストとセンター試験の過去問を1本に収録した、指導者向けのPCソフトです。問題素材を「検索 → 選択・編集 → 出力・印刷」する流れで、共通テスト形式の演習教材や小テストを効率よく作成できます。おもなスペックを表にまとめます。
項目 | 内容 |
|---|---|
種別 | 指導者向け大学入学共通テスト試験問題データベースソフト |
動作環境 | Windows 10/11※すべて日本語版 |
収録内容 | 大学入学共通テスト全6年分 |
収録科目 | 英語(リーディング・リスニング) |
主な機能 | 内容から問題素材を検索 → 選択・編集 → 出力・印刷 |
活用場面 | 共通テスト形式の演習教材づくり/小テスト・定期テスト作成 |
ポイントは、過去問を「読む資料」としてではなく、教材の素材として調整できることです。単元や出題形式で絞り込んで必要な問題だけを取り出し、演習プリントや小テストの形に編集して印刷できます。問題を一から探して打ち込む作業がなくなるため、教材研究にかけていた時間を大幅に短縮できます。
センターTenが解決するおもな課題は次の3点です。
- 問題検索の手間:過去問から、単元・分野・レベルで目的の問題をすぐに探し出せる。
- 保管スペースの問題:紙の過去問を年度ごとに保管・管理する必要がなく、ソフト1本に集約できる。
- 対策用問題のまとめ作成の手間:選んだ問題を編集して印刷するだけで、共通テスト形式の演習教材が完成する。

教材化の3ステップ|検索 → 選択・編集 → 印刷
センターTenでの教材づくりは、大きく3つのステップで完結します。実際の手順に沿って見ていきます。
ステップ1:検索する
まず、作りたい教材のテーマに合わせて問題素材を検索します。科目・単元・分野など内容から絞り込めるため、「数学ⅠAの二次関数だけ」「英語の長文読解だけ」といった目的別の抽出がすぐにできます。37年分という母数があるので、同じ単元でも複数の問題を集めて演習量を確保できます。
ステップ2:選択・編集する
検索結果から、教材に載せたい問題を選びます。生徒のレベルや授業の狙いに合わせて、共通テスト第何問の問題だけを集める、頻出テーマを重点的に集める、といった組み立てが可能です。順番の入れ替えや取捨選択で、クラス・授業に合った1枚のプリントに仕上げていきます。
ステップ3:印刷・出力する
編集した教材を印刷・出力すれば、そのまま授業や自習で配布できる演習プリントになります。小テスト用に問題数を絞る、演習用にまとめて出力する、といった使い分けも自在です。この一連の流れをソフト内で完結できるため、「探す・打ち込む・レイアウトする」という従来の負担がまとめて解消されます。
活用法|場面別のセンターTen教材づくり
ここからは、実際の指導場面ごとに、センターTenをどう使うと効果的かを具体的な手順とともに紹介します。
活用①:共通テスト利用型対策の演習教材
共通テストを課す総合型・学校推薦型を受ける生徒には、本番と同じ形式・難易度の演習が最優先です。手順は次の通りです。
- 受験に必要な科目・単元を洗い出す(例:英語・数学ⅠA・国語)。
- センターTenで各単元の問題を検索し、直近年度から順に演習量を確保する。
- 週ごとのテーマを決めてプリント化し、秋~直前期にかけて計画的に配布する。
活用②:年内学力型・基礎学力型の基礎演習
年内学力型・基礎学力型は、共通テストそのものではなくても、マーク式・基礎〜標準レベルの学力を問う点が共通します。センターTenの過去問は、この基礎固めに適しています。
- 生徒の弱点単元を把握する(定期テストや模試の結果から)。
- その単元の易しめ〜標準レベルの過去問を集めて、反復用の演習セットを作る。
- できるようになったら、少しずつレベルを上げた問題に差し替える。
基礎の抜けを埋める段階から本番レベルまで、同じソフトで教材を段階的に用意できるのが強みです。
活用③:定期テスト・小テストへの転用
センターTenは共通テスト対策専用というわけではなく、日々の授業教材にも転用できます。過去問素材を選んで編集・印刷できるため、授業冒頭の小テストや、単元末の確認テスト、自習用教材の作成にそのまま使えます。
- 授業で扱った単元の問題を数問だけ選ぶ。
- 小テスト用に問題数を絞って印刷する。
- 授業の導入や復習として毎回配布し、定着を確認する。
問題を一から探して打ち込む手間がなくなるため、小テストを継続的に実施しやすくなります。
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よくある質問(Q&A)
Q. センターTenとXamはどのような違いがありますか?
A. Xamは全国の大学入試および共通テスト本試験の問題・解答を収録した、年度ごとの製品です。解答の収録率は科目により異なります。大学別対策・定期テスト教材などに幅広くご活用いただけます。
センターTenは、最新の共通テストから過去のセンター試験31年分もカバーし、一部を除き解答・解説・リスニング音声も収録しています。共通テスト利用型の対策としては、センターTenをお使いいただくのがおすすめです。
Q. 動作環境を教えてください。
A. Windows 10/11(日本語版)に対応しています。詳細は製品ページにてご確認いただけます。
Q. まず試してから導入を検討できますか?
A. 無料体験版をご用意しております。一部機能とご利用いただける試験問題に制限はございますが、全科目を期限なしでお試しいただけます。ぜひお気軽にお申し込みください。
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※本記事のデータは2025〜2026年度時点の公表値、制度・変更点は2027年度入試(令和9年度)に関する情報に基づきます。大学別の方式・科目・配点・日程は年度により異なるため、必ず各大学の最新の募集要項をご確認ください。センターTenの収録科目・仕様・動作環境などの製品情報は、自社(JC-EDU)の製品資料に基づきます。最新の収録範囲・仕様は製品ページをご確認ください。
出典:大学入試センター、日本経済新聞「共通テスト平均点、『情報I』73点」、リセマム「共通テスト2025 平均点中間発表」、河合塾Kei-Net「拡大する総合型選抜と学校推薦型選抜」、文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」ほか。

